女性はご立派なご経歴の聡明で優しい方でした。
どちらのご家庭もご子息様、ご息女様のご結婚については
楽しみでもあり大きなご心配でもあるようです。
今回は様々なケースをご両親様の立場で考えてみました。
◆ お母様が頑張って下さいました。
40歳の医師の方のお話です。
ある日のこと「息子の結婚相手を探します。」と仰ってお母様がお見えになりました。
「ご子息はご存知ですか?」とコンシェルジュ
「いいえ、知りません。結婚の話をすると煩がるので私が探します。」とお母様
ご入会後は多くの女性のプロフィールの中からお見合いのお相手を探していらっしゃいましたが
「写真では分からないのでパーティーに出ます。」とお母様
当然ご子息ご本人がご参加くださると、お申し込みをお受けしたコンシェルジュでしたが・・・。
何と、パーティー当日お母様がお席に着かれていらっしゃるのです。
慌てるコンシェルジュにお母様は
「息子は来られないので私が探します。」と遺影のようなご子息のお写真を抱いて仰います。
あまりにも唐突な出来事に笑いを堪えられずにいるのはコンシェルジュだけではありませんでした。
勿論ですがパーティーでお写真のご子息との交際を望んで下さる女性はいらっしゃいませんでした。
パーティーご参加後、聡明なお母様は何かをお感じになったのでしょう。
「息子に全て話しました。
そんなに心配なら自分で活動すると言いますので私は手を引きます。」と仰って
その後一度もご連絡いただくことはありませんでした。
ご子息からは
「親孝行だと思ってまじめに活動してみます。」
とのご連絡をいただき2ヶ月ほど経った頃のことです。
「最初にお見合いした○○子さんと結婚することになりました。」
との嬉しいご連絡をいただきました。
同業の美しいお嫁さんにお会いしてお母様が大層お喜びになったことは言うまでもありません。
ご子息を思うお母様の強いお気持ちが通じてお幸せを掴んだケースです。
・・・・end