その後1年が過ぎ、会費をいただくのは申し訳ないと思っていた頃お二人でご挨拶にいらしてくださいました。
お二人は順調に交際を育みもう既にご一緒にお住まいのようでした。
男性の会社は大きくご発展で昨年度はある近郊都市の長者番付にも名を連ねたそうです。
「彼女の支えがあったからここまでくることが出来ました。家庭でも仕事でもパートナーとして彼女は大切な人です。」という男性の言葉にN子さんは自信に満ちた笑顔で応えていらっしゃいました。
その上、N子さんには小さな命も宿っていらっしゃるようで、これから反対していたご両親にご報告とお許しをいただきにお伺いするとのことでした。
お幸せそうなお人を前に、ご両親のお喜びを確信しながらお二人を見送りました。
数日後N子さんから素敵な嬉しい絵葉書が届きました。
「あれから両親に会って全て解決いたしました。ほっとして今軽井沢に来ています。
結婚式を挙げなかったので彼が別荘をプレゼントしてくれたのです。
爽やかな風と緑が祝福してくれています。これからは出産に向けて準備いたします。
次回は3人で来ることになりそうです。
そちらで活動したことは私の人生の中で一番めまぐるしく充実した時間でした。
本当にお世話なりました。」
きっとお二人の長い人生の中で今後も様々な困難に遭遇することでしょう。
どんなこともお二人の頑張りと努力で乗り越えていけると信じています。
お二人のお幸せを心から願っております。
・・・・end