お見合い活動も少し停滞気味の日々が続いておりました。
しばらくしたある日30歳の銀行員の女性がご入会になりました。
清楚で笑顔の可愛らしい方でした。
少し地味な雰囲気の方でしたのが思い切ってG男さんにお会いしていただきました。
お話も弾んで楽しいデートが数回続いたようです。
お見合いから一ヶ月程経った頃女性から「G男さんとの結婚を真剣に考えている。」というお話を伺いました。
早速G男さんにご連絡を取ると「そうなんです。早すぎませんか?」と照れくさそうに仰います。
ご両親へのご挨拶も済ませ結婚式場をお探しとのことでした。
早すぎる嬉しいお話でした。
女性のお話によるとG男さんは数冊の本を出していらっしゃるとのこと。
そんなことを自慢げに仰る方ではありませんでしたが女性のお父様がご存知だったようです。
「尊敬できる方です。」という女性の言葉が印象的でした。
「意外と料理がいけるんですよ。」と照れながら仰るG男さんはそれが精一杯の褒め言葉だったのでしょう。
お二人でご挨拶にいらした時、G男さんは輝くような笑顔を向けてくださいました。
「おめでとうございます。」と申し上げた時G男さんは何も仰いませんでした。
それでも言葉に表せない程のお幸せなお気持ちは充分伝わって来てお帰りになった後もしばらくは華やいだ雰囲気とお二人の笑い声が心に残るほどでした。
いろいろなことがありましたが諦めずに最後にお幸せを掴んでくださいました。
優しく家庭的な奥様に支えられて会社もますますご発展でしょう。
お幸せになった方々の思い出は永遠にコンシェルジュの心を幸せにしてくださいます。
・・・・end