ご入会時、皆様が「お幸せなご結婚」をお望みです。
ご希望を叶えられる方はどんな方なのか、考えることがあります。
確実に言えることは
「お相手に幸せにしていただくのではなく、二人で幸せを築いて行く」のではないかということです。
それはきっとお出会い(お見合い)時から始まっているのかもしれません。
今回は、そんなお話です。
お幸せなご結婚をなさるには?1話
40代後半の男性のお話です。
由緒あるご家庭でお育ちになったご子息のご結婚をお考えとのこと、
お母様が年表(ご誕生から現在まで)をお持ち下さいました。
恵まれた環境でお育ちになった、物静かな男性です。
ご入会後、
多くの女性の中から15歳ほど年下の美しい女性とのお見合いをご希望になりましたが、
残念ながら男性のご希望は叶いませんでした。
男性には「女性からのお返事」を丁重にお伝えしたのですが、
ひどい落胆のご様子で慰めの言葉も見つかりませんでした。
「お1人だけではなく、他の方もご覧になっては?」と申し上げたのですが、
「恋した方への気持ちを簡単に断ち切ることは出来ません。立ち直るのに時間がかかります。」
とのことで、ご入会後2週間ほどで退会なさいました。
今までどのような日々をお過ごしだったのでしょうか。
次の言葉を見つけられずに狼狽えることしかできず、
その後もどうして良いのか分からずに、時間だけが過ぎております。
男性も女性も、
恋をして悩んだり傷ついたり、嬉しかったり悲しかったりしながら大人になって行くものだと、
当然のように考えていたコンシェルジュは
唖然としながら退会のお申し出をお受けするしかありませんでした。
・・・end