コンシェルジュ日記

V子さん【第3話】

V子さんがご自分でお見合いのお相手をお選びになることはありませんでした。

お二人目のお見合いのお相手は会社役員の42歳の方でした。お見合い後はV子さんから「ご年収が3000万円では食べていけませんから」とお断りのお返事をいただいてしまいました。
「何を召し上がるのでしょうか?」と思わず言いかけてしまいましたが「3000万円では経済力のある方とは言えないのだ」と自分に言い聞かせるコンシェルジュでした。

V子さんの美しさは他社の方々にも漏れ伝わったようで
その後も、若く美しいV子さんには歯科医の方、医師の方、弁護士の方、資産家の方など多くの方から「お見合いのご希望」をいただきました。

特に高収入の方をお選びになって10名くらいの方とお会いしたでしょうか。
全ての方々から「見とれる程美しいですが飾って置くわけには行かないですから」と言う内容のお返事をいただいてしまいました。

V子さんにサロンにお越しいただいて
「趣味を持ちましょう。」
「新聞を読みましょう、雑誌でも良いですから。テレビを見ましょう。」
「お友達とお会いしてお話しましょう。」と何度申し上げたでしょう。

空しい時間が流れておりました。

万策尽き果てて
「今のままのV子さんを受け入れてくださる方を」とコンシェルジュが考え出した頃・・・。
・・・・to be continued

V子さん

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