L子さんは「28歳までのご結婚」にとても一生懸命でした。
「スタジオでのお見合い用のお写真撮影」
「メイクレッスン」等にも積極的に取り組んで下さって準備は整いました。
お一人目のお見合いのお相手は32歳、大学院修の研究職の方でした。
誠実な優しい方でしたのでL子さんとしっかりと向き合ってくださいましたが、数日後男性からは「お断り」のお返事をいただいてしまいました。
「とても聡明で真面目な方ですがどうしても女性として考えられないのです。」
そんな言葉にコンシェルジュは返す言葉がありませんでした。
・・・・L子さんにどうしたら女性としての華やかさやしなやかさを身に付けていただけるのだろうか?
それとも今のままのL子さんを受け止めてくださる男性を探すべきなのだろうか?・・・
と考えておりました。
そんなある日L子さんに"お見合いの時はなるべく笑顔でね。"
"雨の日には「雨の中をありがとうございます。」と仰るだけで印象が変わりますよ。"
と申し上げると
「笑顔を見せて何か得がありますか?」
「雨の日はお互い雨なのです。先方だけが雨ではありません。」と仰います。
前途多難を感じる日が続いておりました。
・・・・to be continued