ある日親しくしている相談室から「客室乗務員との結婚を強くご希望の44歳の男性。」のお話をいただきました。その男性はご年収が6,000万円もある経営者の方です。
すぐF子さんにお話しまたが年齢が10歳も離れていることを理由にあまり良いお返事をいただけません。お話してみると「お会いして断られるのが怖い。」と仰るのです。
コンシェルジュの説得でお見合いの日を迎えました。
男性は予約した高級レストランにバラの花束を持っていらしてお話も弾んだようです。
翌日、男性からは「客室乗務員なら」女性からは「6,000万円なら」というお返事をいただきました。
その後「客室乗務員」と「6,000万円」の結婚への準備が始まりました。
もちろんお住まいは「東京都心の一等地。」です。
F子さんはお友達に「郊外に住む」などという恥ずかしい報告をなさる必要も無いでしょう。
ご結婚が決まって嬉しいはずなのですがコンシェルジュは何故か心が弾みません。
いつかまたF子さんが夫の愛情に不安を感じて「アラブの石油王」や「アジアの大富豪」を探し始めるような気がしてならないのです。
F子さんに幸多かれと祈るばかりです。
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